ごあいさつ(斉藤美生)

この度、いなせ連の副連長を務めさせていただくこととなりました、女踊りの斉藤です。
いなせ連創立15周年、この節目の年に、副連長という責任ある立場をいただき、身の引き締まる思いでいっぱいです。

塩谷美生
思い起こせば4年前。
入連からわずか2か月後に迎えた、南越谷阿波踊り本祭での一発目の演舞は、大ホールのステージでした。
これといった趣味も取り柄もない私にとって、そのようなステージに立つのは初めての経験であり、緊張で足がすくむ思いだったことは、今でも忘れません。

二日間の全スケジュールを本当に踊りきれるだろうか・・・。

不安しかない私とは裏腹に、子供も含めた先輩連員の皆さんは、「疲れた~」と言いつつも、終始楽しそうでした。
また連員をサポートするスタッフさんも、生き生きとしていました。

そんな皆さんの笑顔と心遣いに支えられて、なんとか二日間を無事踊りきったとき、私もまた、自然と笑顔でいられました。
いつしか不安を取っ払い、みんなと一緒に一体感を味わい、充足感でいっぱいとなっていました。

私がいなせ連を、自分にとって一つの大きなファミリーだと感じるようになったのも、この時からだと思います。

いなせ連の練習は、決して“楽しい”だけではありません。
子供はもちろん、大人だって、悔しくて情けなくて涙することがあるほど、真剣かつ厳しいものです。
でも共に汗を流し、励ましあって、みんなで一つの演舞を作り上げていく。
その過程で、私たちは少しづつ心を一つにしていくのだと思います。

そうして迎える本番。
練習ではなかなか上手くいかなかったシーンがばっちり決まったり、泣きながら練習していた子供が満面の笑みで踊っていたり、いつもは声が小さいあの子が口を大きく開いていたり。
感動で心が揺さぶられる瞬間がいくつもあります。
そのたびに、私も良い刺激を受けてきました。
負けていられない!と思い、こうして前にも進んでこられました。
こんな貴重な想いや経験をさせてもらい、いなせ連の皆さんには本当に感謝!感謝!です。

今後は、連員皆さんがますます輝きを放って、力を存分に発揮できるように、またその一人一人の力が連の発展へとつながるように。
感謝の気持ちを今一度思い起こし、微力ながら連員の皆さんをリードしていきたいと思います。

阿波踊りに関して、まだまだ知識も技術も乏しい私です。
副連長という重責を担うのも、初めての経験です。
どうか皆様には、今後もより一層のご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

いなせ連
副連長 塩谷美生

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